近自然森づくり協会/研究会
kinshizen forestry association / society
佐藤 浩行 Hiroyuki Sato
フリーコンサルタント(森林・林業)
特定非営利活動法人 近自然森づくり協会 理事
Eメール
個人事務所住所
〒637-1103
奈良県吉野郡十津川村大字上野地 266-4
※谷瀬の吊り橋 近く
出身
宮城県仙台市(1971年生まれ)
ブログ(note)
森林・林業教育を支援します
企業林の管理経営の経験から、豊かな森林を後の世代に引き継ぐためには現場教育が重要であるということに行き着きました。全国に林業系の大学校や専修学校が次々と開校していることは、その考えが間違っていなかったことを確信させるのに十分でした。
しかし、環境意識の高まる時代において、そのニーズに答えるための林業教育の体系化は、まだまだ発展途上です。私は十数年におよぶスイス林業のリサーチと試行錯誤から、彼らが行っている高等職業訓練(フォレスター教育)を日本向けにアレンジしたプログラムを提供しています。
森づくりの目標をどのように設定すればよいのか、目標に対してどの選木方法を選択すればよいのか、施業の際の現場のマネジメントの注意点や工夫といった戦略づくりから詳細な技術まで、総合的なスキルアップが可能です。組織や地域の状況に応じた柔軟な支援をモットーとしております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
こんなことができます:
森づくりと人材育成の戦略づくり(地方自治体、企業林など)/林業現場の職業訓練(特に選木と労働安全のマネジメント)/森林・林業に関わる研修会等のコーディネート/市民向けの森林・林業講座/地域が行う森林環境教育の支援/諮問機関・委員会等の事務局支援/海外林業視察コーディネート(スイス)
主な所属等:
特定非営利活動法人 近自然森づくり協会 理事/奈良県フォレスターアカデミー 講師/とつもり(LEAFローカルインストラクター支援組織)事務局
経歴・業務実績
1994年
岩手大学農学部林学科卒(森林防災工学専攻)
1994年〜1999年
財団法人林業土木コンサルタンツに入社、長野支所にて治山技師として国有林および民有林の土砂災害復旧計画・設計に従事。※主な担当事業/奥裾花復旧治山事業/濁川(御嶽山)復旧治山事業
1999年〜2005年
財団法人林業土木コンサルタンツ北海道支所にて環境緑化事業、環境調査事業に従事。※主な担当事業/夕張シューパロダム湖岸緑化対策検討業務/沙流川流木調査業務
2005年〜2024年
株式会社総合農林で社有林の管理経営に従事、最大で1万ヘクタールの山林を扱う。2011年4月に同社代表取締役に就任。親会社;2005年〜スタッフサービスグループ、2008年〜OGIグループ、2016年〜大栄環境グループ
2006年〜
森林経営の新たなビジネスモデルを探すため、国内外の林業地訪問。海外ではニュージーランド、ノルウェー、スウェーデン、スイス、ドイツ、スロバキア、タイ、ラオス、ベトナム、アメリカなどを訪問。
2010年〜
スイスの現役フォレスターであるロルフ・シュトリッカー氏と出会い、彼らの進める「近自然森づくり」の考え方に傾倒。以降はその応用を目指して社有林での試行錯誤を続ける。
2013年
フォレスターを養成する高等職業訓練校のリース林業教育センター(スイス・ベルン州)より卒業実習生を3名受け入れ。同校からのインターンシップ生受け入れはアジアでは初。
2014年〜
特定非営利活動法人近自然森づくり協会を設立・同理事就任(兼任)。2010年から継続していたスイスフォレスターの招聘業務など、近自然森づくりの普及活動の実行主体として現在に至る。スイスフォレスター招聘事業は2019年まで10回(10年間)実施。
2018年〜
十津川村森林づくり審議会事務局として、村の林業政策推進の支援を行い、十津川村森林づくりガイドラインの編纂に従事。緑の雇用フォレストリーダー研修講師(2019年度まで)。
2019年〜
北海道池田町が主催する近自然森づくり研修を受託。
2020年〜
奈良県フォレスターアカデミーのカリキュラム検討委員会事務局として、林業の職業訓練実務を支援するほか、2021年4月の開校以降は外部講師としても活動(森づくり・労働安全)。
2020年〜2023年
市民向け講座「森に学ぶ〜Foresterchicksのための林業学校」を主催。3年間で60回のオンライン講座と4回の現地講習を実施。
2024年
4月:株式会社総合農林代表取締役を辞任、6月:同取締役を退任。以降はフリーのコンサルタントおよび近自然森づくり協会理事として、森林・林業の職業訓練支援を中心に活動中。5月:LEAFローカルインストラクター支援組織である「とつもり(奈良県十津川村)」の事務局として地域が行う子どもたちの森林環境教育の支援を開始。7月:天然林等整備促進モデル事業企画運営業務(京都市)を受託、市有林での多様な森づくり支援を行う。
上記以外にも、地方自治体、大規模山林所有企業などからのコンサルタント受託多数。講演会講師・ファシリテーター、業界誌等への寄稿については下記参照。
講演・ファシリテーター等実績
2010年
「スイスのフォレスターに学ぶ」(主催事業/宮崎県都城市)
「都城まちづくりフリートーク」(都城市のまちづくり学習会/宮崎県都城市)
2011年
「スイス林業/近自然森づくり」(岐阜県林政部/岐阜市)
2014年
「スイスの成功の秘訣を学ぶ」(みやざき近自然研究グループ/宮崎県都城市)
2015年
「スイスで出会った森と人々」(欧州型森林管理研修会/奈良県橿原市)
2016年
「近自然森づくり・スイス式林業」(林業塾2016/三重県海山町)
「近自然森づくり〜スイスの地域おこしの知恵」(美しい森林づくり講演会/島根県津和野町)
2017年
「スイス林業の仕組みに学ぶ」(長崎県林業普及活動実績発表会/長崎市)
「近自然の森と奈良」(明日の奈良の森を考える第4回学習会/奈良市)
2018年
「針広混交林について学ぶ〜明日香らしい森を考える」(奈良県明日香村)
2019年
「海外の事例に学ぶ労働安全対策」(奈良県十津川村)
「奈良県とスイス林業の提携の経緯とこれから」(吉野郡森林組合連絡協議会/奈良県吉野町)
2022年
「森と水を科学する〜森を育む森のおはなし」(大淀川サミット/宮崎県都城市)
2023年
「近自然森づくり〜これからの森林管理のひとつの考え方」(ひょうご森の倶楽部/兵庫県三木市)
業界紙等への寄稿実績
2013年
「紀行:カルパティア山脈のブナ原生林を訪ねて」(杣径 31/日本林業経営者協会)
2019年
「公共交通と街路樹」(さとびごころ 39)
2020年
「森の人にきく、森の価値〜生物多様性・水と土の源」(さとびごころ 42)
2021年
「森づくりの立場から考える"豊かさとは何か"」(さとびごころ 47)
2023年
「コラム:水の循環を考える〜誤解だらけの森と水の常識」(アロマトピア 174)